塔爾寺・クンブム(タール寺)

 チベット仏教主な宗派ゲルク派(黄教)には六大寺院があります、チベットラサのガンデン寺、セラ寺、デブン寺、シガツェのタシルンボ寺と甘粛省のラブロン寺と青海省のタール寺。

 チベット仏教の聖地としてタール寺(塔爾寺)はチベット仏教最大の寺院であり、チベット名はクンブム。西寧市から26キロ離れている青海省湟中県魯砂爾鎮西南の蓮花山に位置し、チベット仏教ゲルク派の創始者であるツォンカパ(1357~1419)誕生の地で、記念するために建てられた、1379年から建てられ始め、すでに600年以上の歴史を持ち、面積は45万平方メートルです。大金瓦殿金色の煉瓦と緑の壁によって輝いています。このほかに、小金瓦殿(护法神殿)、大経堂、弥勒殿、釈迦殿、文殊菩薩殿、四大経院等建築にて構成されている、大拉譲宫(吉祥宫)、四大経院、酥油花院(バターの彫刻)、跳神舞院、僧舍などの建築が並んでいて、漢民族とチベット族の技術をともに活用した広大な建築群です、壮大な建築、多種多様な法器、様々な姿勢の仏像、浩瀚大冊「大蔵経」とも言えるほどの大量な文献や書籍。歴史を重ねた塔爾寺には、数多くの重要文化財が収められ、芸術の宝庫です。とくに、壁画「タンカ」、堆繍、酥油花は「塔爾寺の三絶」として国内外によく知られています。

2021年タール寺晒大仏

 

タール寺 仮面踊り

 

 

2024年タール寺バター彫刻(酥油花)

 

2024年タール寺バター人形の祭

 

2024年タール寺バター人形の祭

 

 

説明タール寺「四大大法要」 
 寺院では毎年旧正月にバター彫刻、また旧暦4月、6月、9月に大規模な行事や、仮面踊りと晒大仏などの行事が行われ、「四大大法要」と呼ばれています。大法要開催の時各地から人が集まり、寺院では盛大なイベントが行われます。そのほかにも、旧暦10月下旬に行われるツォンカパを記念するための「燃灯節」、年末に行われる疫病神を鎮めるイベントもあります。

 晒大仏「大タンカの開帳」 仏画の掛け軸として作られた刺繍の曼荼羅、タール寺の大経堂に四枚の大タンカが納めています。

 バター彫刻(酥油花)はタール寺の「芸術三絶」の一つであり、バター彫刻の起源については様々な説がある、バター彫刻は古い雪域高原から生まれ、バターを原料として彫られた芸術品。仏像、花卉草木や東屋の彫塑などがある。徐々に形成されてきた彫刻芸術であり、芸術は大成を集め、高い芸術レベルと独特の芸術スタイルを持っているだけでなく、彫刻の規模が大きく内容も豊富なので、文成公主のチベット降嫁を描いた彫刻が有名です。

 

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