ヤムドク・ユムツォ（羊卓雍措）

　ヤムドク・ユムツォ(羊卓雍措）は、ナムツォ(纳木错）、マパム・ユムツォ(玛旁雍措）と並んでチベット三大聖湖の一つです、チベット語で「高原牧場のトルコ石の湖」という意味です、ラサの南西の70キロ、山南（チベット語でロカ）地区の浪卡子(ナンカルツェ）県境に、ヤルンツァンポ川の南岸とカムパ・ラ（海抜4750m）に位置している、海抜4441メートルの高さ、面積は678平方メートル、平均水深20~40m、最深部は60mです、年平均温度は2.6℃で、この辺り夏の放牧地です、西にカローラ氷河。
　

ヤムドク・ユムツォ 撮影王琦

　大昔はヤムドク・ユムツォはかつて流出湖で、湖水はヤルチベット川に流れ込んだもので、落差は900メートルに達した。その後、気候は次第に乾燥し、山体は上昇し、水位は低下し、次第に内陸湖となった。近くの雪山が溶け、降水と湧き水が流れ込み、ちょうど蒸発量に似ているという。だから湖面はほぼ9、10月の高さを維持し、5 ~ 7月の水位が最も低い変動の中でバランスを保っている。

　チベット旅行ラサから出発するエベレスト4日間ツアー、アリ(阿里）南ルート、日喀則国境線などの観光や撮影ルートは、ヤムドク・ユムツォを通過する。

夏のヤムドク・ユムツォ(羊卓雍措）撮影王琦

ヤムドク・ユムツォ